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ひみつNo.36464

登録 2018年4月25日

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2018/4/25

 しかし、レイトはふと笑んだ。それ

しかし、レイトはふと笑んだ。それは、いつもとなんら変わらぬ、能天気そうな表情。「お疲れ」「……はい」身体の強張りが解ける。彼はこんなサキカを受け入れHKUE DSEくれたのだ。総帝であり、最上級魔人をも殺す力を持つサキカを。何かが頬をこぼれ落ちる感触がして、慌ててそれを拭う。しかしながら、それは次から次へと流れ落ちていき、止まる気配はない。──彼と友人になれてよかった。そんな思いを、強く感じる。だが、長々とその感情に浸っている余裕はないのだ。瓦礫の山をどうにかしたいが、まずはガイアが先だ。彼を治療すれば、人手が増えるのだから。倒れ込んだままのガイアに近づき、膝をつく。彼は紅の目を閉じていた。眉間に深いしわを作り、荒い息を繰り返している。見れば、肩から腹にかけて、大きな裂傷があった。出血が緩やかなのは、彼が無意識に治癒力を高めようと傷のあるあたりに魔力を集めているからであろう。彼は火属性と闇属性という攻撃に特化した属性のみを持ち、使える治癒魔法は無属性のものだけである。それも、あまり効果は高くないのだ。この傷を受けてからすぐに意識を失ったのだろう。それ以外の傷は応急処置程度に癒されていた。彼の身体に手をかざして、詠唱破棄をする。「“パーフェクトヒール”」光属性最上級魔法“パーフェクトヒール”。淡い光が暗闇の中で彼の身体を包み込み、傷を癒していく。大きな裂傷も徐々に塞がり、サキカは安堵の息を吐き出した。.

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