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ひみつNo.36464

登録 2018年4月25日

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2018/4/25

 扉での攻防戦は続く。

扉での攻防戦は続く。「何故だ!? 一度でいいんだ! 頼む!」「嫌だって言ったよね!? それよりなんでここに……」この男は、おそらくは東の国に住ん頭髮稀疏いる。しかし、なぜここにいるのか。訝しげな視線を向けると、男はニヤリと笑った。「君は冬也殿下と知り合いだったんだな」その一言で、サキカは全てに納得してしまった。この男。物事を見抜く鋭さと言い、隙のない立ち姿と言い、腰にぶら下げた業物らしき刀と言い、ただ者ではないとわかっていた。推測であるが、この男は皇族付きの武士か何かだ。冬也は視線でドラゴンすら射殺せそうなあの外見をしていながら、中身は悪戯──というより楽しいことが好きな男である。この男が何の拍子にか漏らしたサキカの話を聞いて、それがサキカであるとすぐにわかったのだろう冬也は、面白そうだとも思ったのかサキカが中央の国の首都にいることを教えたに違いない。そこからどうやってこの居場所を探り当てたのかわからないが、──この男の執念は凄まじいということだけはよくわかった。「サキカ……?」後ろからやって来たレイトが、サキカの行動を目にして首を傾げた。「レイト! 手伝って!!」サキカはレイトに助けを求めたが、言語がジパング語のままであったために更にレイトは不思議そうな顔になる。「なにしてんのよ」さらに後ろから現れた不機嫌そうな有舞がオルス語を話したことにより、ようやく自分が無意識にジパング語を話していたことに気がついた。「す、すみません。とりあえず手伝ってください」急いでオルス語で言い直す。説明するより今は男から逃げる方が優先だ。.

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