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ひみつNo.36464

登録 2018年4月25日

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2018/4/25

 「お前、俺が初めて話しかけたとき

「お前、俺が初めて話しかけたときも戸惑ってた。そのくせそれが顔にでることもないから、なかなかお前との距離は縮まらなくて、さ」懐かしげに、ガイアの目が細められた。HKUE 傳銷 DSE――ステラにガイアを紹介されて、彼に初めて話しかけられたとき、たしかにサキカは戸惑っていた。何を言ったら良いのかわからず、ただ機械的に聞かれたことに答えていたのを覚えている。その会話が楽しいものだと気がついたのは、いつのことだったのだったか。「敬語を使うな」と言われてどうにか年相応の話し方を覚え、「『僕』だとなめられるかもしれない」と言われて『俺』という一人称を使い始めた。ガイアはいつも味方で、いつしか兄のような存在になっていた。「……そんなに内気だったのか、サキカは」アークの瞳が、サキカを見た。気まずい空気はいつの間にか消えている。「内気というか……、何言ったらいいのかわからないし、話しかけかたも距離感もわかんなくて、ちゃんと話せるようになるまでは時間がかかったんだよ」おそらく元が内気なわけではない。経験が不足しているだけなのだ。「……そっか」アークのその言葉を最後に、再び沈黙が訪れた。しかし、それは重苦しいものではなく、どこか心地好いものであった。それからまた暫くして、ユリアスとリリスが二人で起きてきた。「おはようございますっ」「おはよ」二人の挨拶にサキカたちは挨拶を返す。ユリアスはサキカの隣に座り、リリスは更にその隣へ腰をおろした。――リリスはマントを纏っていなかった。その代わりにサキカがあげたリボン――獣人の獣耳を見えなくさせ、幻の人の耳を見させる幻覚の魔方陣が描かれたリボン――で髪を結い、獣人の特徴である獣耳は姿を消していた。「今日はいつ頃訓練をするんですか?」一日数時間ほどしか参加しないサキカに、ユリアスが問いかけた。「今日も午前中、かな」特に行かなければならない時間が決まっているわけではない。しかしいつでも良いなどという答えを返しては、本当に用事があるのかと勘繰られてしまいそうだ。.

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